2025年1月10日(金)、山形市の冬を彩る恒例行事「初市」が開催されます。 縁起物が並び、寒さを吹き飛ばすグルメや賑やかなイベントが盛りだくさん。この記事では、初市を余すことなく楽しむためのポイントを詳しく紹介します。これを読めば、山形の冬がもっと楽しくなるはずです!
山形市初市とは?歴史ある新年の風物詩
山形市初市は、江戸時代初期に最上義光公が始めたと言われる400年以上の歴史を持つ伝統行事です。
毎年1月10日に、七日町から十日町の国道112号沿いに約150店もの露店が立ち並びます。
この市では、新年の幸せを願う「縁起物」が数多く販売されることが特徴です。
山形市初市の開催概要
開催日 | 令和7年1月10日(金曜) |
開催時間 | 午前10:00~午後5:00 |
開催場所 | 国道112号線 十日町角~七日町 |
初飴や団子木は特に人気があり、午前中には売り切れてしまうことも。早めに訪れて手に入れるのがコツです。
初市に訪れると、新年の訪れを改めて実感します。露店がずらりと並ぶ光景は圧巻で、山形の冬の風物詩として欠かせません。寒さが厳しいですが、その分心が温かくなるイベントです。
山形初市の魅力はグルメにもあり!
初市では、寒さを吹き飛ばす美味しいグルメが楽しめるのも魅力です。
縁起物を手に入れた後は、温かい汁物やB級グルメで冷えた体を温めましょう。
どんがら汁
寒鱈(どんがら)を使った山形の冬の名物汁。
寒い冬に体を温めてくれる山形の郷土料理です。寒鱈(かんだら)という冬に旬を迎える鱈を、骨や内臓ごと豪快に使って作る味噌ベースの汁物です。濃厚な鱈の旨みがたっぷり溶け込み、寒い日にぴったりの一品です。
納豆汁
山形の冬には欠かせない、納豆を使った伝統的な汁物です。細かく刻んだ納豆をすりつぶして汁に溶かし、野菜や豆腐、キノコなどの具材をたっぷり入れて煮込みます。納豆の香りとコクが特徴で、一口食べれば体の芯から温まります。
芋煮
山形の秋を代表する名物ですが、冬の初市でも味わえる人気の鍋料理です。里芋、牛肉、こんにゃくなどを醤油ベースのスープで煮込み、地域ごとの味の違いが楽しめるのも魅力のひとつです。山形のイベントでは、みんなで大きな鍋を囲みながら食べることが多く、心がほっとする味わいです。
玉こんにゃく
山形を訪れたら一度は食べたい定番グルメです。丸いこんにゃくを串に刺し、醤油ベースの出汁でじっくり煮込んだシンプルな料理ですが、噛むほどに出汁の味が染み出てきます。屋台やお祭りで手軽に食べられるので、食べ歩きにもぴったりです。
私が訪れたときは「どんがら汁」が特に印象的で、その濃厚な味わいが忘れられません。 寒い日には最高の一品です。
家族で楽しむ!子ども向けイベントも充実
初市には子どもたちが楽しめるイベントも多く、家族連れでも十分楽しめる行事となっています。
- 芋煮マンやゆるキャラショー
- ぬいぐるみ劇
- 餅つき踊りやお神楽
無料で振る舞われる「納豆汁」や「丸餅」も家族で楽しむのにぴったり。
親子で参加し、山形の伝統を一緒に体感しましょう。
子どもが楽しめる企画が多いので、家族で出かけるのにぴったりです。
アクセス情報と交通規制について
初市の会場は七日町から十日町まで広がります。当日は午前9時30分から午後6時30分まで交通規制が実施されるため、車での移動は注意が必要です。
- JR山形駅から徒歩約15分
- 市内循環バスで七日町または十日町下車
会場周辺の駐車場は午前中に満車になります。山形駅から徒歩で向かうのが最もスムーズですよ。
まとめ
山形市初市は、山形の新年を祝う特別なイベントです。歴史と伝統が息づくこの市には、地元の人々の願いや思いが詰まっています。訪れるだけで新年のスタートを明るく迎えることができ、縁起物や地元グルメを楽しむことで、身も心も満たされます。
特に、初市で味わう「どんがら汁」や「初飴」は、山形の文化を体感する絶好の機会です。交通規制やアクセス方法を事前に確認し、家族や友人と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。2025年の初市も、多くの人でにぎわうこと間違いなしです。