
お盆や夏休みの帰省、大切な家族に会えるのは楽しみだけど、移動のことを考えるとちょっと憂鬱…そんな気持ち、ありませんか?
「新幹線や飛行機が高い」「子連れ移動が心配」「どの交通手段がいいか分からない」——そんな悩みは、山形で暮らす私たちにとって共通のもの。
でも実は、「早めの情報収集&予約」と「交通手段の使い分け」がカギ!
この記事では、山形在住・東京と関西に実家をもつ私が、夜行バス・新幹線・飛行機をどう使いこなしているかをリアルに解説。帰省がもっと快適でお得になるヒントをお届けします!
- 毎年のお盆や帰省ラッシュで混雑を避けるための最適なスケジュールがわかる
- 夜行バス・新幹線・飛行機のメリット・デメリットを比較し、自分に合う移動手段を選べる
- 「えきねっと」や飛行機の早期割引をフル活用して、交通費をぐっと抑える方法がわかる
- 子連れでの長距離移動を楽にするための具体的な裏ワザや持ち物がわかる
まずは基本から!お盆の帰省ラッシュはいつ?ピークを避ける賢い日程の立て方

お盆の帰省を計画する上で、まず押さえておきたいのが「いつが一番混雑するのか」ということです。ピークを知ることで、料金が高騰し、予約が困難になる時期を戦略的に避けられます。
お盆休み期間とピーク予測【毎年使える知識】
一般的にお盆は、8月13日の「迎え盆」から8月16日の「送り盆」までの4日間を指します。多くの企業では、この期間に土日や祝日、会社の特別休暇を組み合わせて大型連休になることが多く、その年の曜日の並びによってピーク時期が少しずつ変動します。
しかし、混雑の傾向は毎年ほぼ同じです。
- 帰省ラッシュ(下り)のピーク: お盆休み開始直前の平日夕方〜お盆初日の午前中
- Uターンラッシュ(上り)のピーク: お盆休み最後の土日
この期間は、高速道路の渋滞はもちろん、新幹線や飛行機の座席も満席に近くなります。
ピークを避けるだけでこんなにメリットが!
少し日程をずらすだけで、驚くほど快適でお得になります。
- 料金が安い: 新幹線や飛行機は、需要と供給によって価格が変動します。ピークを外せば、数千円から一万円以上安くなることも珍しくありません。
- 予約が取りやすい: 焦って予約する必要がなく、希望の時間の便や、隣り合った座席なども確保しやすくなります。
- 混雑を回避できる: 駅や空港、サービスエリアの混雑が緩和され、子連れでも移動のストレスがぐっと減ります。
可能であれば、有給休暇などを活用してピークの前後1〜2日ずらすのが、賢い帰省の第一歩です。

我が家も、夫の仕事の都合がつけば、必ずピーク日を避けて日程を組むようにしています。特にUターンラッシュは、日曜の夕方〜夜が一番混む印象です。月曜の午前中に帰ってくるだけでも、新幹線の自由席に座れたり、道路の渋滞が嘘のようになかったりして、「ちょっとずらすだけでこんなに違うんだ!」と毎年実感します。カレンダーとにらめっこして、最適な日程を探す時間も、帰省の楽しみの一つになっていますよ。
【徹底比較】夜行バス・新幹線・飛行機、あなたに合うのはどれ?

山形から出発する場合、主な移動手段は「夜行バス」「新幹線」「飛行機」の3つ。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく比較してみましょう。
一目でわかる!移動手段比較表
| 移動手段 | 料金(東京まで) | 時間(東京まで) | 快適性 | 子連れおすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 夜行バス | ◎(約3,000円〜) | △(約7〜8時間) | △ | ★★☆☆☆ |
| 新幹線 | △(約12,000円) | ○(約3時間) | ◎ | ★★★★☆ |
| 飛行機(JAL) | △(約10,000円〜) | ○(約3時間前後※) | ◎ | ★★★★☆ |
※飛行機の時間は、フライト時間(約1時間)に加えて、空港へのアクセス時間や搭乗手続き時間が別途必要です。トータルの所要時間では新幹線と同程度になる場合があります。
🚌とにかく安く!時間を有効活用したいなら「夜行バス」
メリット
デメリット
🚅速さと快適さのバランス型!家族みんなで安心の「新幹線」
メリット
デメリット
✈速さ重視ならコレ!東京・関西方面へは「飛行機」という選択肢も
メリット
デメリット

我が家は新幹線と飛行機の2つを使い分けています!独身の頃は夜行バスの安さに惹かれていましたが、子どもが生まれてからは新幹線か飛行機がメインになりました。
山形からは東京(羽田)への飛行機便もあります。都内や神奈川方面に実家がある方は、新幹線より飛行機の方が便利な場合も多いですよね。
我が家は夫の実家が兵庫なので、関西方面への帰省では飛行機が圧倒的に便利なため利用していますが、「目的地」「予算」「誰と行くか」この3つの軸で考えると、自然とベストな選択肢が見えてきますよ。特に子連れの場合は、安さよりも「子どもがぐずらずに過ごせるか」という快適性を重視するのが、結果的に親の精神的な負担を減らすコツだと思います。
【新幹線活用術】速さと快適さの王道!「えきねっと」を使い倒してお得に帰省しよう

山形から東京方面への帰省で、最もバランスが取れているのが新幹線「つばさ」です。ここでは、私がいつもお世話になっている「えきねっと」のお得な使い方を、体験談を交えてご紹介します!
なぜ「えきねっと」がお得なの?魔法の切符「お先にトクだ値」
「えきねっと」はJR東日本が運営するインターネット予約サービス。最大の魅力は、「えきねっと限定割引」があることです。
- 割引率: 30%〜35%OFF!
- 山形-東京間の普通車指定席が、通常約12,000円のところ、8,000円台になることも!
- 割引率: 10%〜15%OFF!
- 「お先にトクだ値」を逃しても、まだお得になるチャンスがあります。
重要なのは、これらの割引切符は「席数限定」だということです。発売と同時に売り切れることも多いので、事前の準備が欠かせません。
【私の体験談】東京の実家へ!「えきねっと」事前受付フル活用術
私が東京の実家に帰省する際は、必ず「えきねっと」の「事前受付」を利用します。
「事前受付」とは、発売開始日(乗車日の1ヶ月前の午前10時)の、さらに1週間前から予約の申し込みを済ませておけるサービスです。これにより、発売日当日にパソコンやスマホに張り付く必要がなくなります。
- STEP1帰省の日程が決まったら、すぐに乗車日の1ヶ月と1週間前をカレンダーに登録!
- STEP2受付が始まったら、すぐに「お先にトクだ値」で第3希望まで申し込みます。(朝の便、昼の便など)
- STEP3発売日当日の夕方に、予約が取れたかどうかの結果メールを確認。
- STEP4予約が取れたら、手持ちの交通系ICカード(私はいつもSuicaを使っています!)と予約を紐づけ!
当日は、駅の券売機やみどりの窓口に並ぶ必要がなく、登録したSuicaを自動改札機にタッチするだけでスマートに乗車できます。もちろん、スマホのモバイルSuicaでもOK。この手軽さが本当に便利なんです!
この方法で、これまでお盆や年末年始のピーク時でも、ほぼ100%「お先にトクだ値」をゲットできています。
子連れに嬉しい新幹線の設備と座席選びのコツ
- 多目的室: 体調が悪くなった時や授乳の際に使える個室です。基本的には体の不自由な方が優先ですが、車掌さんに申し出て空いていれば利用できます。多目的室の近くの座席を予約しておくと、いざという時に安心です。
- 一番後ろの座席: 座席の後ろに広いスペースがあるので、ベビーカーなどの大きな荷物を置くことができます。周りを気にせず荷物を管理できるのでおすすめです。
- デッキ近くの座席: 子どもがぐずってしまった時に、すぐにデッキに出てあやすことができます。

「えきねっと」は、まさに山形県民の強い味方です!最初は会員登録などが少し面倒に感じるかもしれませんが、一度登録してしまえば、その快適さと安さに手放せなくなりますよ。特に「事前受付」は絶対に使うべき機能。うっかり忘れないように、スマホのリマインダー機能に「えきねっと事前受付開始日!」と登録しておくのが私のマイルールです。そして何より、Suicaと紐づけるチケットレス乗車は、発券の手間が省けるので、荷物が多くなりがちな子連れの時には本当に重宝します。浮いたお金で、帰省先で美味しいものを食べたり、お土産を奮発したりできるのが嬉しいですよね。
【飛行機活用術】山形空港からひとっ飛び!JALの上手な使い方

東京方面、そして関西方面への帰省では、山形空港からJALの飛行機に乗るのも非常に有力な選択肢です。特に、空港からのアクセスが良い場所に目的地がある場合は、新幹線よりも便利なことがあります。ここでは、JALをお得に、そして快適に利用するコツをご紹介します。
【私の体験談】なぜ山形空港から関西へ?飛行機が楽ちんなワケ
山形から兵庫へ帰省する場合、新幹線だと「山形→東京→新神戸」と乗り換えが多く、移動時間も5時間以上かかります。子連れで大きな荷物を持っての乗り換えは本当に大変…。
その点、飛行機なら、
- 山形空港から伊丹空港まで約1時間15分!
- 空港で荷物を預けてしまえば、身軽に移動できる!
- 伊丹空港から兵庫の実家までリムジンバスで直行できる!
という点で、時間的にも体力的にも圧倒的に楽なんです。山形空港はこぢんまりとしていて、駐車場から搭乗ゲートまでの動線が短いのも、子連れには嬉しいポイントです。
航空券は「早めの予約」がお得の基本!JALの運賃プラン
飛行機も新幹線と同様、早く予約すればするほど安くなるのが基本です。JALの運賃体系をしっかり理解して、自分に合ったプランを選びましょう。
JALの運賃体系
主に3つのタイプがあります。
| 1.スペシャルセイバー | ・旅の計画が早く決まっている方向けの、最もお得な運賃です。 ・原則として28日前までの予約が必要で、予約の変更はできません。お盆の帰省のように日程が確定している場合に最適です! |
| 2.セイバー | ・急な帰省や旅行でもお得になる運賃です。 ・搭乗日の前日まで(路線や期間によっては当日まで)予約可能です。 |
| 3.フレックス | ・予定が変わる可能性がある場合に安心な、スタンダードな運賃です。 ・当日の購入や、無料での予約変更が可能なので、急な出張などにも対応できます。 |
お盆などの繁忙期に最も安く購入するには、「スペシャルセイバー」を、発売開始と同時に予約するのが鉄則です。
参照元:
子連れは神サービスを使い倒そう!
JALは、子連れファミリー向けのサービスが非常に充実しています。これを使わない手はありません!
- 優先搭乗: 小さな子ども連れの乗客は、他の乗客より先に機内に入ることができます。周りを気にせず荷物を収納したり、子どもを席に座らせたりできるので、絶対に利用しましょう。
- ベビーおでかけサポート: ベビーベッド(バシネット)の貸出(要予約)や、ミルク作りの手伝い、オリジナルのおもちゃのプレゼントなど、きめ細やかなサービスが用意されています。
- ベビーカーの貸出: 空港内で利用できるベビーカーを貸し出してくれます。自分のベビーカーは搭乗口で預けることができるので、ギリギリまで使えて便利です。

初めての子連れ飛行機は本当にドキドキしましたが、JALのスタッフの皆さんが本当に親切で、感動したのを覚えています。「何かお手伝いできることはありますか?」と常に気にかけてくださるので、安心して空の旅を楽しめますよ。JALから頂けるおもちゃは、子どもにとって特別な思い出になるようで、我が家では歴代の飛行機おもちゃを大切に飾っています。
【夜行バス活用術】安さ重視ならコレ!賢く選んで快適に過ごすコツ

「とにかく交通費を節約したい!」「学生なので時間はたっぷりある!」という方には、夜行バスがおすすめです。最近の夜行バスは、ただ安いだけじゃない!快適性を追求したバスが増えているんです。
もう窮屈じゃない!シートの種類で快適さが決まる
夜行バス選びで最も重要なのが「シートの種類」です。
- 3列独立シート: 通路を挟んで1席ずつ独立しているタイプ。隣を気にすることなく、リクライニングも深く倒せます。プライバシーを重視するなら絶対コレ!
- 4列のびのびシート: 一般的な観光バスタイプですが、シートピッチ(前後の座席間隔)が広めに作られています。料金は安いですが、隣に人が来る可能性はあります。
女性専用エリアや、トイレ付き車両など、細かいサービスもバス会社によって様々です。予約サイトでしっかり比較検討しましょう。
予約のタイミングとおすすめバス会社
お盆期間は1ヶ月〜2ヶ月前には予約が埋まり始めます。早めに計画を立てましょう。
複数のバス会社の価格を比較できる「バス比較なび」のような予約サイトで横断的に探すのがおすすめです。
おすすめバス会社
| バス会社 | 主な特徴 | リンク先 |
|---|---|---|
| 山交バス | 山形〜東京・仙台・新宿など多数 | https://www.yamakobus.jp/highwaybus/ |
| WILLER EXPRESS | 山形発着の格安夜行バスが多い | https://travel.willer.co.jp/ |
| JRバス東北 | 安定の大手で信頼性が高い | https://www.jrbustohoku.co.jp/ |
| JAMJAMライナー | 東北〜名古屋・関西方面もカバー | https://jamjamliner.jp/ |
夜行バスの快適度を上げる!持ち物リスト
- ネックピロー: 首の負担が全然違います。空気で膨らませるタイプがコンパクト。
- アイマスク&耳栓: 光や音を遮断して、睡眠の質を上げます。
- 羽織るもの: 夏でも車内は冷房が効いていて冷えることがあります。
- マスク: 乾燥&感染症対策に。
- ウェットティッシュ: ちょっとした時にあると便利。
- 着圧ソックス: 足のむくみ対策に。
- 使い捨てスリッパ: 靴を脱いでリラックスできます。
- モバイルバッテリー: スマホの充電は必須。

夜行バスを選ぶ際は、数百円の差であれば、迷わず3列独立シートを選ぶことを強くおすすめします! WILLERやJRバスのような大手だけでなく、最近は東北急行バスのような老舗や、さくら観光バスのような価格重視の会社など、選択肢が本当に豊かになりました。比較サイトで料金やシートタイプ、降車場所をじっくり見比べて、自分だけの「シンデレラ・バス」を探すのも楽しいですよ。
【総まとめ】これで完璧!子連れ帰省を乗り切る10の裏ワザ

最後に、これまでの交通手段の選び方に加え、特に子連れでの帰省移動を楽にするための、具体的な工夫や裏ワザを10個にまとめました!
- 荷物は事前に宅配便で送る: 当日の荷物は最小限に!オムツやおもちゃなど、かさばるものは実家に送ってしまいましょう。身軽さが心の余裕に繋がります。
- 秘密兵器「新作おもちゃ」を用意する: これまで見せたことのない新しいおもちゃやシールブックを準備。「どうしても言うことを聞かない!」という最終手段として投入します。
- 音の出ないお菓子を小分けで持参: ラムネやグミ、ボーロなど、静かに食べられて、かつ少しずつ時間を稼げるお菓子が便利です。
- 動画配信サービスをダウンロードしておく: オフラインでも見られるように、子ども向けのアニメや映画をスマホやタブレットにダウンロードしておきましょう。
- スケジュールは詰め込まない: 移動日は「移動するだけ」と割り切るくらい、時間に余裕を持たせましょう。焦りは禁物です。
- 乗り物酔い対策を万全に: 酔いやすい子は、事前に小児科で酔い止めを処方してもらうと安心です。空腹・満腹を避けるのもポイント。
- 「探検ごっこ」で気分転換: 新幹線や飛行機の車内・機内を「探検」と称して少し歩くだけでも、子どもの気分は変わります。(周りの迷惑にならない範囲で!)
- おむつ替え・授乳スポットを事前にチェック: 駅や空港のどこにベビー休憩室があるか、事前にフロアマップで確認しておくとスムーズです。
- 汚れても良い服を選ぶ: 食べこぼしや飲みこぼしは当たり前!親子ともに、汚れても気にならない服装を選びましょう。着替えも1セット手荷物に入れておくと安心です。
- 周りの人に感謝の気持ちを: もし子どもが騒いでしまっても、周りの乗客が温かく見守ってくれることも多いです。会釈や「すみません」の一言で、場の空気は和らぎます。

子連れの移動は、まさに「準備が8割」。大変なことも多いですが、子どもにとっては、新幹線や飛行機に乗ること自体が一大イベントです。窓の外の景色に目を輝かせたり、初めて見る乗り物に興奮したりする姿は、親にとっても嬉しいもの。移動時間も「家族の思い出作りの一部」と捉えて、ぜひ親子で楽しんでくださいね。完璧を目指さず、「まあ、こんなものか」と肩の力を抜くのが、一番の裏ワザかもしれません!
まとめ
今回は、お盆や帰省シーズンの交通手段について、夜行バス・新幹線・飛行機の活用術を、私のリアルな体験談を交えながら【保存版】としてご紹介しました。
- ピークを避けた日程調整が、お得で快適な旅の第一歩
- 目的地や予算、快適性の優先順位で交通手段を選ぶ
- 新幹線は「えきねっと」、飛行機は「早期割引」を駆使して予約する
- 子連れサービスや便利グッズを活用して、移動の負担を軽くする
帰省は、交通手段の確保から始まり、準備も大変です。しかし、この記事でご紹介したようなほんの少しの知識と工夫で、移動のストレスは大きく減らすことができます。これらのテクニックは毎年のお盆帰省でずっと使えるものです。
この記事が、あなたの次の帰省計画の助けとなり、移動時間も含めて、楽しく快適な思い出作りの一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
毎年恒例の帰省、賢く計画を立てて、最高の思い出を作ってくださいね!


